吾輩はヅカオタである。

名前はまだない。

おめでとう、ありがとう

今日とても嬉しいことがありました。
おめでとう、という友人からのメッセージが。
もしかして、もしかして。

よく分からないハッスルの文字が見えた気がしたけれど、まずは確認をしようといつものホームページを開きました。このニュースが見たかった。

ありがとうございます、嬉しい、の気持ちで満たされました。


昔、新人公演を観に行ったときに、一人の方が周りのお仲間の方に「おめでとう」「おめでとうございます」と言われているところを見たことがあります。
「おめでとう」と言われた方はとても嬉しそうに「ありがとうございます」と返していた様子が印象的でした。

きっと、あの人のご贔屓は今日の、と思ったことを覚えています。
忘れられない光景で、たまにふと思い出していました。


別の友人も「おめでとう」とメッセージをくれました。
また「ありがとう」と返して、この事実が、友人が私の好きな方を覚えて連絡をくれることが、おめでとうと言ってくれることが、一緒に祝ってくれることが、私が代わりにありがとうと返すことが嬉しいのだなぁと思いました。
今回の事実が嬉しいのはもちろんですが、想像もできなかった嬉しさがありました。


あの日のあの方もそうだったのかな、なんて思っています。


私が代わりにありがとうと言うなんておこがましいにも程がありますが(私の言うありがとうを友人はどう受け止めているかは分かりませんが)、とっても嬉しかったです。

 

おめでとう、ありがとう。
おめでとうございます。
ありがとうございます。

観劇する日が楽しみです。

 

『BADDY』の話をしたい

衝撃のマイ初日から1日、チケットを買い足す夢を見ました(実話)。
昨日の観劇を何度も反芻しています。『BADDY』の話をしたくて、したくて堪らないのでどうぞお付き合いください。
ネタバレするので、ご観劇前の方はお気を付けください。

 

 

宝塚歌劇団104年の歴史で女性が初のショー演出 次々に驚きのシーン/芸能/デイリースポーツ online

「上田先生は『私がコケたら、もうショーの女性演出家が出ない』とおっしゃって…」と、稽古場の様子も明かした。


珠城さんがそう仰ったと記事には書かれている。
どこまで本当か、どこまで正確に伝えられているかは分からないけれど、保守的なこの劇団なら上田先生がそう仰ることもあり得るだろうな、と思いました。
このショーはかなりの挑戦だったのだろうと思います。今気付いたんですけど、「挑戦」は「戦いを挑む」と書くんですね。
だから形式としてはオーソドックスにオープニングがあり、中詰めがあり、ロケットがあって、男役群舞、デュエットダンス、フィナーレがあるショーなのかと思いました。「こんなのは宝塚歌劇のショーじゃない」と言う人がいたら「オープニングも中詰めもロケットも群舞もデュエットダンスもフィナーレもある、宝塚歌劇のショーですよ」と返すために、例えばロケットがショーの前半にあるような変則さもない、一般的な形態をしている気がしてきました。
この返しに答えるには「宝塚歌劇のショーとは何か」という本質的な議論が必要になってきて、簡単には言い返せないと思います。
ストーリー、構成など『BADDY』をきちんと見た上での批判があれば正面から受け止められるでしょうが、「新しいもの」を受け付けない人が言うことへの返しも用意してある上田先生の賢さが見えます。「私がコケたら、、」と言いつつ、コケない仕組みを作っている上田先生に乾杯です。


中詰めの「悪いことがしたい、良い子でいたい」という歌詞がすごく残っています。
悪いことがしたい、良いことをしたい、ではないんですよね。
BADDYたちの「悪いことをする(変化)」対してGOODYたちは「良い子でいたい(現状維持)」と歌う。悪/善ではなく、変化/現状維持という風に見ると……
変化と現状維持、それはまさしく今『BADDY』で上田先生が宝塚歌劇にしている挑戦(戦いを挑む)じゃないですか、と震えます。GOODYたちは伝統的な宝塚歌劇でBADDYたちは変化をもたらす上田先生、お互いを知って戸惑い驚く様はこのショーを観て驚き戸惑う客席みたいです。いつもの宝塚のショーが好き、でも『BADDY』もおもしろい。どちらにもいいところがある。
BADDYたちとGOODYたちがお互いに惹かれあうのはクラシカルな宝塚も宝塚らしくないと言われる変化もどちらも良いじゃねえか!というメッセージだと思っています。


勝手に解釈は以上で終了です。あとはもう感想です。

愛希さんが怒りと共に「私いま生きている」と歌い上げるのがすごく好きでした。
昔「生きるとは生きていると思うこと」と読んだことがあるのを思い出しました。どなたが言ったのか、有名なのかそうでないのか、もしかしたら私の記憶違いかもしれませんが、この言葉を思い出しました。
舞台にあるのは強烈な「生」でした。そのとき、ただ客席にいるだけの私も「生きているなぁ」と思いました。うまく言えないですが、生きていると思いました。
生きていると思わせられる舞台でした。すごいものを観ました。だから、もっと『BADDY』の話をしたいです。

 

 

BADDYマイ初日を終えて

衝撃のまゆぽんスチールから一夜、行ってきました宝塚大劇場へ。
BADDYを観て、数時間の感想です。ちなみに何が起こったか分かっていません。


あらすじ、小出しにされる情報、上田久美子先生のショーという未知具合から想像していたよりもずっとオーソドックスでクラシカルなショーだなと思いました。
オープニングがあり、スターさんが数人を連れての銀橋での繋ぎ、明るい場面、セクシーな男役の場面、銀橋を行ったりきたりして全員での中詰め。
いつもの宝塚歌劇のショーだなー、と思いました。

その後も男役娘役が組んで踊る場面、ラインダンス、男役群舞、デュエットダンス、フィナーレがあり、構成だけをみるとすごくオーソドックスなショーでした。


でも、とても斬新でした。
いつもみたいなショーなのに、何でこんなに違うんだろう。
ひとつのストーリーを持っているショーだからでしょうか。
ストーリーのあるショーは今までもあったと伺いました。私はこのようなタイプのショーは初めてなので、単に新しく感じているのでしょうか。
答えはまだ見つかりません。


偉大なるマンネリと称される宝塚歌劇
そのマンネリ化した形式の中で暴れまくったショーがBADDYなのかなあ、とぼんやりと思っています。
マンネリと化した形式を壊すことで新しさを出すことはいくらでもできると思います。
そんな単純な驚きではなく、マンネリを保持したままで今までとは違うという新しさに斬新さを覚えるのかもしれません。

 

何が起こったのか分からないので、また観に行きたいと思います。
何が起こるか分からない宝塚歌劇が大好きです。

 

和希そらさんの話をさせてくれ!

宙組の和希そらさんの話をさせてください。

 

和希さんを知ったのは朝夏さんのブリドリででした。

とてもおもしろい人柄、ボキャブラリーが少なく(笑)、それでも一生懸命伝えようとする姿、そしてダンスのすばらしさにすぐ好きになりました。りらちゃん相手にお兄さんになる和希さん、組長さんに遊んでもらう和希さん、SABARSでかっこいい和希さんどれも好きだよ!

 

舞台できちんと確認したのは「TOP HAT」でだったと思います。

2幕の大海さんとのデュエットダンスで「たぶん、あれ和希さんだ」と思ったことを覚えています。大海さんと共に身体能力の高いダンスで包容力がとっても素敵でした。

釘付けになって見ていました。

フィナーレの一番最初に愛月さんたちと一緒に出たときに和希さんにもワンフレーズ歌う箇所があったのですが、私が観た回は和希さんのマイクが入らないというトラブルがあったことは今でも引きずっています(笑)

 

話は「Bow Singing Workshop」に移ります。

どうにか観ることができるようになった歌バウで、幕が上がると目の前に和希さんがいました。しかも、「シーズンオブラブ」は泣きますよね。

そこから舞台に和希さんが1人残って「僕こそミュージック」です。始まる前にプログラムを見て「僕こそミュージック」を歌うことは知っていたはずなのに、いざ和希さんが歌うとなるとすごく嬉しかったです。

歌が上手いのは知っていました。抑揚の付け方、舞台でのふるまい方、目の動き、手の使い方、パフォーマンスとしてすごいなと思って、見ていて聞いていて何も引っかかるところがなくて。すごすぎて泣いてました。開始2曲目で号泣でした。泣きすぎて大変でした。

後にも先にも誰かが歌っているところを見て聞いているだけでこんなに泣くことはないと思います。しあわせでした。

 

他人のことを言えないくらいボキャブラリーがないことには気付いていますが、このまま続けます。

 

エリザベート」の新人公演ルキーニ。

新人公演を観たのがそもそも初めてで、本公演の人数の多さ少ない中で公演をする大変さを感じました。新人公演のルキーニはカットされた場面の説明や本公演であれば何人もいる場面を一人でするというように難しい役割を担っていました。

プロローグで「エリザベートッ!」と叫んでから誰も出てこない中、舞台の空間を埋めたまま捌けること、キッチュを一人で歌うこと、和希さんの大劇場のあの大きな空間を埋める力に圧倒されました。暗殺後のルキーニの狂気、ルキーニは狂っているおかしな人で、狂ってしまったのだと思いました。和希さんの精神が大丈夫か心配になるくらい狂っていたルキーニでした。

新人公演の長の挨拶をする和希さんも見ることが出来て嬉しかったです。シシィより早起きをした甲斐がありました。

 

「王家に捧ぐ歌」での伝令がよかった、良い死体だった。「シトラスの風3」でのバチコンウインクのロケットセンターを忘れない。「シェイクスピア」での花冠のキュートさ(これが公式で売られなかったことが悔やまれる)、劇中劇での女装。「HOT EYES!!」でのみかんぼうやことロケットボーイ(もちろんウインク付き)。外はねがかわいすぎた「ヴァンパイアサクセション」。「VIVA!FESTA!」のネコハジャが最高にセクシーでかっこよかった。などなどなど小ネタもたくさんあります。

 

「A Motion」での「世界の王」については前にぶわあああっと書いているので端的にしたいです。

和気あいあいと歌うロミオの中に陰りのあるパフォーマンスがすごく腑に落ちたんです。そして、知っていたけれど上手い。

あと、この前朝夏さんのメモリアルブックを見たときに和希さんが「朝夏さんロミオでロミオとジュリエットをしたい」と思っていらっしゃったこと、和希さんが青チームを希望されていたことを知りました。

朝夏さんがロミオで歌ったし、青チームどころかロミオポジションだったよ!と和希さんの夢が叶っていて嬉しかったです。

 

 

そして、私は

アニタの話をしたかったんです!!!!!!!!

したかった!そう、したかった。

どうしても東京に行けなさそう、というかチケットが存在を疑うレベルでないですね。

和希さんアニタの絶賛の嵐をただ眺めています。

「配役決まったときからきっと素敵なパフォーマンスを見られるだろうと思っていたけれどそれ以上のアニタだった(大意)」という感想を見て本当にどうして見られないのか暴れたくなります。物事が手につきません。

私も和希さんのアニタが素敵だろうとは思ってたんですけど、それ以上とは。観られなくて、本当に残念です。アニタのすばらしさを語れない代わりに過去に見たすばらしい和希さんの話をすることで自我を保とうとしています。

スチール写真の画像も最高ですね。早く手に入れたいです。

 

なのでどうか、皆さま和希さんアニタの話をしてください。

アニタ以外の和希さんの話でも大歓迎です。

 

及川光博を知らない宝塚ファンと宝塚歌劇を知らないベイベー達へ

今夜FNS歌謡祭にて宙組とミッチーさんの夢のコラボが開催されます。
宙組ファンかつベイベーの私は本当に今日まで生きていて良かったと思っています。
私の大好きな宙組子とミッチーさんが同じ舞台で歌い踊る。同じ画面に収まる。
夢のようだね、ママ!こんなことがあるなんて……!!

周りを見渡すと宝塚がお好きな方はミ、ミッチーと???ミッチー歌うんだ??となっていて、ベイベー男子諸君は宝塚歌劇と??ヅカメイク???と戦々恐々としている気がします。その気持ちよく分かる。私も初めてミッチーが歌うところを見たときは驚いて笑ったし、宝塚歌劇はどことなく近づけないオーラを感じていました。
でも、本当に大丈夫です。宝塚歌劇及川光博はきっと仲良くなれるし、既に仲がいい気がしています。


及川光博を知らない宝塚ファンの皆様へ
俳優としての活動がよく見かけられますが、ミッチーさんの大きな軸としてミュージシャン活動があります。
年に一度のワンマンショーツアーではミッチーさんが歌い踊るステージが全国を回ります。これが本当に楽しいんです。明るい歌、ミッチーさんの本気の歌と踊り、派手なお衣装、盛り上がる客席。定番の「死んでもいい」という曲ではベイベー男子皆がポンポンを持って踊ります。「バラ色の人生」では皆が踊ります。
日々ときめいていてね、キラキラしていこうというミッチーさんのメッセージに押しつけがましいものはなく、しあわせな気持ちにしてくれます。
ポンポンでのダンスも強制されるものではなく、踊らなくてもいいよ、自由に楽しんでねというミッチーさんの言葉があたたかいです。
今更ですが、ベイベーとはミッチーファンのことでミッチーさんはファンの皆さんのことを「ベイベー!」「男子!」と呼び掛けてくれます。男子とは男性ファンの皆さんのことです。老若男女楽しめるミッチーさんのワンマンショーは、ほぼ宝塚歌劇のショーなので宝塚ファンの皆さんはきっと楽しめるのではないでしょうか。
聞いてほしい曲
「バラ色の人生」
ド定番曲。ベイベーである元星組トップ娘役の妃海風さんは自身のミュージックサロンで歌われた最高に楽しくしあわせで元気が出る曲です。
「紅のマスカレード」
2017年の新曲です。この曲は星組の中詰めで使ってほしい。斎藤先生お願いします!と思っていたら音楽同好会で壱城さんが「紅さんが観劇後のミッチーさんにこのCDをもらってずっと聞いている」という公式エピソードが披露され、どうにか夢が叶わないかと思っています。


宝塚歌劇を知らないベイベー&男子たちへ
女性だけの歌って踊ってお芝居をするキラキラ団体です。男性役をする男役さんと女性役をする娘役に分かれますが全員きれいなお姉さんという奇跡の団体です。
宝塚歌劇団には5つの組があって、その中で今回は宙組(そらぐみ)から選抜メンバーで出場します。本当は80人弱います。
敷居が高いと思われがちな宝塚歌劇ですが、大衆に娯楽をというコンセプトがあったそうなので気楽に観に来ていただきたいです。基本的にはお芝居(ミュージカル調のもの)とショーの2本立てです。
宝塚歌劇のことを説明するときに「ショーとは何か?」とよく聞かれるのですが、ベイベーたちに説明するのは簡単です。「ショーとはミッチーのワンマンである(完)」
ミッチーさんのワンマンのようなことを100年続けてきた団体です。
宝塚歌劇にはトップスター制度というものがあり、宙組のトップスターさんは先日朝夏まなと(あさかまなと、まぁ様)さんから真風涼帆(まかぜすずほ、ゆりか)さんに代わりました。真風さんがトップスターになってからの初めてのパフォーマンスということで真風さんファン、宙組ファン、宝塚ファンは大変ウキウキしています。
真風さんの相手役であるトップ娘役にはキュートで歌がうまく実力派の星風まどか(ほしかぜまどか)さんが就任されました。このふたりが新しい宙組を引っ張っていってくれます。
長くなってしまったので残りのメンバーは一言ずつ紹介します。
歌うまウフフお姉さん純矢ちとせ(じゅんやちとせ、せーこ)、ロイヤル澄輝さやと(すみきさやと、あっきー)、正統派男役から3枚目まで愛月ひかる(あいづきひかる、あい)、星組生まれ花組育ちのかっこよさ芹香斗亜(せりかとあ、キキ)、汗は輝きダンサー蒼羽りく(そらはねりく、りく)、かっこよさ急上昇中桜木みなと(さくらぎみなと、ずん)、歌もダンスも上手いふぇい!和希そら(かずきそら、そら)、パッション留依蒔世(るいまきせ、あーちゃん)キュート&かわいい遥羽らら(はるはらら、らら)、若手注目株歌がうまいぞ瑠風輝(るかぜひかる、もえこ)、綺麗からかわいいまで華妃まいあ(はなひまいあ、まいあ)、よくぞ選ばれました水音志保(みずねしほ)


端的に紹介しようと思っていたのに長くなり申し訳ないです。画面のあの子が気になったとかあれば詳しくお教えしますのでお声がけください。

カッコ内名前の読みの後のゆりかとかキキとかは愛称です。及川光博さんならミッチーですね。


さあ準備は整いました!(?)夢のステージを共に楽しみましょう!