吾輩はヅカオタである。

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私とロベスピエールとひろきさんと

私のロベスピエールの知識は授業で習ったこと、ベルサイユのばら(原作、歌劇)、1789で得たことが全てです。この乏しい知識ではありますが、彼は私のとても気になる人です。

フランス革命を民衆側で参加し自由を求めていたはずなのに、独裁で何人もをギロチンに送った人。自由の革命を成功させたはずなのに、恐怖政治で自ら目的を見失った人。最後には自分も処刑台にのぼったおかしな人というイメージでした。


ですが、大劇場で観るロベスピエールは革命以前のロベスピエールなので混乱に陥ります。ベルサイユのばらでの澄輝さんによる高貴な議員があのロベスピエールだと知ったのはかなり後になってからでした。マンガでもロベスピエールは真面目で政治に怒りを感じていました。1789での珠城さんのロベスピエールは力強い好青年で、自由を求めて一生懸命でした。高貴さが持つ近寄りがたさなどない、朗らかな青年でした。
どのロベスピエールも数年後には恐怖で人を支配するなどと考えられなくて、彼に何が起こったのかとても気になります。


私、宝塚歌劇ロベスピエールが主人公のお話をしてもらいたいんですよ。オスカルもロナンも出てこない、ロベスピエールの人生を観たいです。立派な人良い人では絶対にないですが、自由と独裁という真逆のものを率いるロベスピエールの人生を観たいです。彼に何があったのか、宝塚歌劇はそろそろ説明してくれませんか。

と思っていたところに、七海ひろきさんがロベスピエールをするよ!のお知らせです。しかも、フランス革命後のミュージカルでのロベスピエールです。今までに観た真面目で朗らかで好青年なロベスピエールはもういません。恐怖で人を支配する悪役なロベスピエールです。
あの好青年はもういませんが、ひろきさんなら好青年だった独裁者のロベスピエールを見せてくれるのではないかな、と思えます。革命前は描かれなくても、ひろきさんの演技からロベスピエールの人生が見えるのではないかなと思っています。


まさか、スカーレット・ピンパーネルでロベスピエールを楽しみに思う日がくるとは。
私にとってひろきさんはそういう方です。