吾輩はヅカオタである。

名前はまだない。

長生きはするもんだ

宝塚歌劇を好きになって、過去の映像もたくさん見ました。

いつの宝塚歌劇も楽しくて、つい口ずさんでしまいます。

ああ、これはぜひ観たかった!と思った作品が「Exciter‼」と「シトラスの風」です。どちらも私が好きになってから再演され、観ることが出来ました。再演されるだけはあって客席も待っていましたと言わんばかりの手拍子、盛り上がりもひとしおでした。
観劇出来た嬉しさ、観劇できた嬉しさと共にやっぱり大劇場で観てみたかった、当時大劇場の客席でいられたらと思ってしまいました。

そんなことはもう無理だけど、宝塚のためのあの劇場で観たかったと思わずにはいられませんでした。

 

そんな私にやってきた「シトラスの風 Sunrise」のニュースです。
宝塚、本当に何が起こるか分からないところです。

 

ミラーボールが回って、あの明るくワクワクする「テーンテーンテーンテーンテンテン」という音楽に鳥肌が立ちました。

このすばらしい演目を大劇場の客席にいて観られるということ!緞帳が上がって淡く爽やかなお衣装を着た大好きな宙組生!階段が開いてそこから登場するトップスターさん!まどかちゃんのあのお衣装の似合いっぷり!
どこを切り取っても嬉しかった。爽やかでありながら、若さというパワーを感じ、新しい何かが始まる期待感にときめきます。


大劇場いっぱいに響き渡る「明日へのエナジー」は本当に幸せでした。

歌もダンスも力いっぱいで客席にいるだけでパワーをもらいます。

「夢は天から来た未来の姿よ、夢を信じて」大好きな歌詞です。キレッキレダンスのすっしぃさんに、シンガーあおいさんが20年経ってもいてくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。
20年前の宙組生はどんな気持ちで「明日へのエナジー」を歌ったのでしょうか。期待、緊張、喜び、恐れ、いろいろなことがあったであろう新組発足に思いを馳せてしまいます。宙組が生まれたことに感謝します。
大劇場で「シトラスの風」を観たいという私の願いが叶いました。

 

初めて映像で「シトラスの風」を見たときには、こんな日がくるなんて思いもしませんでした。生きていれば、いいこともあるもんだと思います。
長生きはするもんだな、なんて思っています。

私は今、長生きをして150周年の大劇場で隣の方に「私が初めて宝塚歌劇を観たのは100周年のときだったの」と話しかける日を夢見ています。
夢は天から来た未来の姿、です。
そんな風に隣の席から話しかけられたときは相槌を打ってやってくださいね。