吾輩はヅカオタである。

名前はまだない。

友だちの友だち

関西という地に住んでいるからか、同年代だからか、「私、宝塚歌劇が好きなんです〜」と話題にすると「私の友だちの友だちがタカラヅカにいるらしい〜」と言われることがあります。
「お母さんの友だちの娘」だったり、「話したことはないけれど同級生が高校の途中でタカラヅカに行ったよ」などタカラジェンヌって結構いるんだな、と思います。

私の友人の「友だちの友だち」だと遠いけれど、私の友人の「友だち」だと少し親近感が湧きませんか。私は湧きます。
もちろん頭では分かっているのですが、同い年の子も劇団にいるんだなぁと実感します。

その子が今回の公演で目立つポジションをもらっていたら、、、

 

稀に想像することがあります。
もし私が大劇場の舞台に立ったら、と。
いや、とってもおこがましいことは分かっています。もし、あんな大きな劇場でひとりぽつんと残されたら、という想像です。

想像するだけで緊張で膝が震え、顔が引きつり、声なんて出そうにありません。というか前日から大劇場に立つこと決まっていたら当日は腹痛で休んでしまうと思います。
2500人もの視線が自分に向いていることを想像するだけで、こわくて無理だなぁと思います。そんなことをやってのけるタカラジェンヌはすごいなと尊敬するばかりです。

 

そして、そんなことを彼女はやってのけました。
大入りの大劇場の真ん中で大きな笑顔で堂々と歌っていました。
私は彼女の大きな笑顔が大好きで、真ん中でたくさんの人が見てくれたであろうことが嬉しかったです。
同い年の彼女が堂々と舞台に立っていました。

すごいなぁと思います。本当にすごい。
パフォーマンスも、大劇場に立つまでにあったであろう努力もすごい。
きっと私が考えが及ばないくらいの努力があったんだろうな、と思います。
友人の友だちというだけで、彼女のことは何も知らなくて、勝手にすごいという言葉でまとめてしまうのも図々しいのですが、本当にすごいなぁと思いました。

 

彼女には及ばないかもしれないけれど明日から私たちもがんばろうね、とその日は別れました。
そんな風に思わせる彼女もすごいですね。

 

同い年の彼女に(そして彼女たちに)負けないように、恥じないように生きたいと思ったMESSIAH/BEAUTIFUL GARDENでした。

ポーの観劇

2018年お正月公演、花組の「ポーの一族」を観に行った日の日記です。

 

とにかくチケットが取れなかった。

私の体感からすると、今までで一番チケットを見つけることができなかった。

当初4人で観に行く予定でしたが、4連番でチケットを押さえることができず、2人ずつに分かれての観劇でした。

2枚ずつ計4枚のチケットの確保にもかなり奔走しました。

 

4人で行く予定だったのが、2枚ずつのチケットが2組となると「誰と誰が一緒に行くか」が問題になりました。

じゃあ2人組になって、って昔から難しいですよね。

 

私は原作ファンのお姉さんと行くことになりました。そんなにたくさん話したこともなく、もちろんふたりで出かけるのは初めてで緊張していました。

何よりお姉さんが原作と萩尾望都先生の大ファンということに緊張します。

原作があるものは原作のファンの方に気に入ってもらえるか、気になりますよね。

「ビジュアル完璧!!」と喜んでいるお姉さんの横に座り、あー、これからどうしよう、小池先生の解釈がお姉さんと違っていたらどうしよう、とそわそわしている間に開演しました。

 

半分くらいは横に座っているお姉さん大丈夫かな~に気持ちを持っていかれていたので、一幕は明日海さんが美しかったこと、華優希さんがかわいかったことしか覚えていません。

大丈夫かな~と伺っていたんですけど、お姉さんの拍手がやけに長い。

私の横の席からやけに熱く最後の一人の拍手が聞こえる。

小池先生と仲良くできてる…!と本当に安心しました。

幕間休憩になったところで「マンガとコマ割りが同じ……すごい……美しい……」とのお言葉をいただけたので、よかったです。

 

2幕はリラックスして観れました。

あのゴンドラは初観劇のベルばらぶり2度目だったので懐かしかったです。

あの日から何度この劇場に来たのか、なんて。男役群舞とってもかっこよかったですね。どこを双眼鏡で見ればいいのか迷いました。

 

はあ、良かったね、と席を立とうとしたとき、お姉さんが泣いてました。

好きなマンガの舞台化が成功したら人間泣いちゃうんだな、と思いました。

最初は大ファンの方との観劇で緊張しましたが、一緒に観劇できて嬉しかったです。

 

あの観劇から約半年、花のみちで「えっブルーレイ出るの?買う」と即決したお姉さんに映像での感想も聞いてみたいと思います。

 

 

バンザイ、好きでよかった

まずはこのつぶやきを見てほしい。

2017年5月1日のつぶやきです。

 

そしてその9ヶ月後に星組公演の内容を聞いた私。

 

宝塚歌劇団は厳しい場所だと思います。努力しても報われるわけじゃない。納得できないこともある。客には夢を見させても、それはその人の夢かは分からない。

ただ、たまに夢が叶う不思議な場所だと知っています。

 

昔、ある方が受験生のとき大好きだった方の相手役をしたときに「あの時の自分に教えてあげたい」と思った、としあわせそうに話すところを見ました。

宝塚歌劇ってすごい場所だなぁと思いました。

まれにこんなことが起こるからやめられないんですよね。

 

話は戻って、私はベイベーつまり及川光博さんのファンなんですけれど、及川光博ことミッチーさんの「紅のマスカレード」を初めて聞いた時、これ宝塚やん?と思ったんですよ。

www.youtube.com

これショーの中詰めや、、、これで、生徒さんが銀橋渡りまくるのが見える。今なら紅さん率いる星組でやるしかない、、、というか紅さんを差し置いてやっちゃだめ、、、、あと絶対ヨシマサ先生でしょ、、、、

なんて考えていました。

 

その後スカイステージの番組で「ミッチーさんからアルバムが紅さんにプレゼントされ、楽屋で紅のマスカレードをたくさん聞いている」エピソードを拝聴し、現実が夢を追いかけていることにくらくらしましたが、まさか斎藤先生あなた本当に…!

 

持っていたチケットは千秋楽付近だったので、それまで待てないと思いさっそく星組公演観てきました。

 

「ANOTER WORLD」が想像以上におもしろくって。綺咲さんのかわいさと一転してのドスの利かせ方のうまさ、礼さんの江戸っ子っぷり、七海さんのアホの子、音波さんの虞美人の美しさ良い女っぷり、有沙さんの演歌が効いていて、華形さんの貧ちゃんの憎めなさ、どなたも最高でした。

「Killer Rouge」はテンションが高くていいですね、好きです。どのあーちゃんもかわいさ満点で最高でした。104期生のロケットも良かったです。有名な桜の歌ばかりで、104期の皆さんは街でこの桜の歌を聞くたびに思い出すんだろうな、なんて思いました。

 

そして、「紅のマスカレード」です。

大好きな歌が大好きな劇場で歌われて、大好きな人たちが踊っているんですよ。

ダンスもカッコよくて見たい方が多すぎて、どうしようかと思いました。

かっこいい場面になっていて、これは私の願望がやけにはっきりした妄想なのか現実なのか分からなかったです。

夢みたいだと思いましたが、はっきりと夢が叶った瞬間でした。

宝塚歌劇及川光博さんのどちらも好きでよかった。

楽しいことがさらに楽しくなりました。

 

たまにこんなことがあるから宝塚歌劇のファンはやめられないです。

個人的思い入れも含めて楽しい星組公演でした。

 

 

宇月颯さんの退団に際して

宇月颯さんの退団に際して何も言えないでいます。いや別に言う必要はないんですけど。
まだ実感が湧かなくて、さみしくて、うまく言えないです。
宇月さんのことが大好きです。
でも、贔屓という言葉を使って応援しているような立場ではなく、私はただの宇月さんのファンで、宇月さんは月組を観劇する際の楽しみで、とびきり好きな生徒さんのうちのひとりです。


宇月さんの退団公演である「カンパニー/BADDY」を何度か観ましたが、退団を意識する場面もなく(それはいいことだと思います)、あまり実感が湧きませんでした。
宝塚の千秋楽近くに観劇したときは心して観たので、宇月さんのダンス、カッコよさ、歌声、笑顔をこの先ずっと覚えています。宇月さんの反りが大好きでした。あんな風にかっこよく踊る男役さんにまた出会えたらいいなと思います。
終演後ロビーで一眼レフカメラで宇月さんの壁掛け写真を真剣に撮っていた方が印象的でした。


そういば、マイ初日の話なんですけれど、「BADDY」のデュエットダンスの影ソロの歌がすごくいいなと思って、終演後すぐにプログラムをめくり歌っている方を確認ました。歌っていたのは宇月さんで、私が宇月さんを好きになったのは間違いなかったなと思いました。好きなのに気付かないのかよ!というツッコミはなしでお願いします。


千秋楽の日も思いを馳せる時間もあまりなく、気付けば夜でもう宇月さんはあの舞台に立たないんだなと思いました。あ~宇月さんのお花はどんなだったんだろう~とインターネットの海を彷徨うと黄色の花束を持った正装の宇月さんに出会いました。
びっくりした。なんとなく宇月さんは青色などのかっこいい花束を持つような気がしていました。それはただの宇月さんのライトなファンが思っていることなので、ただのイメージなんですけれど、そんな風に思っていました。

黄色のバラだけを持った晴れやかな宇月さんの写真を見て、やっと涙が出ました。
宇月さんが黄色の花だけを持ったこと、もうそのことが全てだと思いました。
退団で持つお花を考えたときに思い浮かんだのが黄色で、選んだのが黄色で、それが全てだと思います。

 

宇月颯という男役が見せた全てが大好きでした。東京公演が終わる最後の一秒まで応援しています。

 

 

長生きはするもんだ

宝塚歌劇を好きになって、過去の映像もたくさん見ました。

いつの宝塚歌劇も楽しくて、つい口ずさんでしまいます。

ああ、これはぜひ観たかった!と思った作品が「Exciter‼」と「シトラスの風」です。どちらも私が好きになってから再演され、観ることが出来ました。再演されるだけはあって客席も待っていましたと言わんばかりの手拍子、盛り上がりもひとしおでした。
観劇出来た嬉しさ、観劇できた嬉しさと共にやっぱり大劇場で観てみたかった、当時大劇場の客席でいられたらと思ってしまいました。

そんなことはもう無理だけど、宝塚のためのあの劇場で観たかったと思わずにはいられませんでした。

 

そんな私にやってきた「シトラスの風 Sunrise」のニュースです。
宝塚、本当に何が起こるか分からないところです。

 

ミラーボールが回って、あの明るくワクワクする「テーンテーンテーンテーンテンテン」という音楽に鳥肌が立ちました。

このすばらしい演目を大劇場の客席にいて観られるということ!緞帳が上がって淡く爽やかなお衣装を着た大好きな宙組生!階段が開いてそこから登場するトップスターさん!まどかちゃんのあのお衣装の似合いっぷり!
どこを切り取っても嬉しかった。爽やかでありながら、若さというパワーを感じ、新しい何かが始まる期待感にときめきます。


大劇場いっぱいに響き渡る「明日へのエナジー」は本当に幸せでした。

歌もダンスも力いっぱいで客席にいるだけでパワーをもらいます。

「夢は天から来た未来の姿よ、夢を信じて」大好きな歌詞です。キレッキレダンスのすっしぃさんに、シンガーあおいさんが20年経ってもいてくださることに感謝の気持ちでいっぱいです。
20年前の宙組生はどんな気持ちで「明日へのエナジー」を歌ったのでしょうか。期待、緊張、喜び、恐れ、いろいろなことがあったであろう新組発足に思いを馳せてしまいます。宙組が生まれたことに感謝します。
大劇場で「シトラスの風」を観たいという私の願いが叶いました。

 

初めて映像で「シトラスの風」を見たときには、こんな日がくるなんて思いもしませんでした。生きていれば、いいこともあるもんだと思います。
長生きはするもんだな、なんて思っています。

私は今、長生きをして150周年の大劇場で隣の方に「私が初めて宝塚歌劇を観たのは100周年のときだったの」と話しかける日を夢見ています。
夢は天から来た未来の姿、です。
そんな風に隣の席から話しかけられたときは相槌を打ってやってくださいね。