吾輩はヅカオタである。

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ただの日記

宙組公演my初日を終えてきました。

すごくテンションが上がったり気持ちが高ぶって泣いたりするものだと思っていましたが、観劇後の私は 無 でした。無。

「何にも言えねえ」というのが近いのかもしれません。

 

公演はおもしろかったです。終演後の私は呆然として公演のことは考えられず、思考の大半を帰りたくない~早起きしてマチソワするべきだった~という思いが占めていました。

宙組公演では組子全員を見ないといけないためすごく忙しいです。

全員見たい。全員好き。端で踊っている子も見たいのに真ん中から目が離せない。多いよ!82人もいる!!全員が元気で千秋楽を迎えられますように。

A Motionチームではなかったさおちゃん、すっしぃさん、美風さん、りんきらさん、まっぷーさん、ありさちゃん、きゃのんちゃん、あきもくん、ららちゃん、まどかちゃん、ずんちゃんがいることに宙組だなあと思いました。

宙組が好きです。

 

帰りたくなくて予定を変えてエノテカバッコにか駆け込み、ワインを煽り、おなかいっぱい食べました(エノテカバッコおいしいですよね。初日を終えたので食欲が復活しました)。宝塚大橋を渡っていたときに風が秋のものになっていることに気が付きます。帰りたくないなと思いました。

帰りたくなくてもう一度大劇場の前を通り南口まで歩くことにしました。

気分もよく、今までの宙組公演の歌を歌いながら花のみちを歩きます。

ヘブン~月の満ちるころ~ウィルインザワー~ホッタイ~最後のダンスは俺のもの~ビーバビバビバフェスタ~と歌っていたのは私です。

何度も来たことがある街で、また何度も来る街なのに帰りたくないなあと思いました。

好きなんだろうなと思います、愛おしさが爆発して何も考えられていない状態。別れることばかり考えて勝手にさみしくなっている面倒な状態。

そうか~私はこうなるのか~と思いながら、できる限り観に行こうと思うのでした。

 

ただ今深夜2時。すごく眠いのですが、寝る前に残しておきたくてぽちぽちとキーボードを叩いてみました。

公開するを押す前に読み返してみたんですけど、これ、公演の感想やない。ただの日記や。公演の感想もちゃんとまとめたい。

 

 

 

ポエマーになるのも仕方ない

宝塚歌劇ってすごいなぁと思います。
すごくないですか?
私は宝塚歌劇を大好きになってから、好きな歌が増えました。好きな色も増えました。いろんなお話を知りました。原作の本を読みました。友だちが増えました。友だちと話せることが増えました。行ってみたいと思う場所も増えました。ちょっと高いけれどいいなと思ったワンピースを買いました。タカラジェンヌに負けないように毎日がんばろうと思えます。
楽しい、美しい、しあわせ、時に悲しいとたくさんの感情が生まれます。
残るのはポジティブな感情ばかりです。
 
たくさんの新しいがありました。
初めて大劇場に行った日から、たくさん初めて行く劇場がありました。始発電車に乗るのも当日券が初めてでした。
こんなにも好きだな尊敬していると思える方に会い、こんな風にこっそりと応援するのも初めてです。
 
そんなに大好きな方が宝塚から去ろうとするとき、どんな気持ちになるのかと自分のことでありながら他人事のように考えています。
どんな気持ちになるのでしょうか。
 
感傷的な気分に浸っています、神々の土地の初日が明日なので。2日後にはmy初日が終わってますので。

あなたの燃える

花組公演「邪馬台国の風/Sante!!」を見てから1ヶ月以上過ぎているのにいまだに思い出します。

第16場サロンでの美穂さんピアフの「愛の讃歌」が絶品でした。

 

あの日聞いた美穂さんの「愛の讃歌」は大劇場いっぱいに響いていて、

しんとした大劇場に広がる歌声を聞き逃さないように必死になって、

客席の視線と耳が美穂さんに向かっていることがよく分かって、

目が離せなくて、

何も考えられなくなって、

ずっと覚えていたいと思って、

素晴らしい歌唱が終わって脱力する気持ちとたくさん拍手したい気持ちがせめぎあって、

やっぱり無茶苦茶拍手しました。

 

力強く、美しく、切ない歌唱でした。

歌は客席に届いているけれど、客席ではなくマルセルを想っていることが伝わってきて切なかったです。

「感動」「心が揺さぶられる」「観に行ってよかった」、そんな風にしか表現できない自分をもどかしく思います。

 

映像では劇場中に響く歌声やしんとする劇場の空気、客席の視線、緊張、素晴らしいパフォーマンスに比例する拍手って分からないじゃないですか。

劇場でしか味わえない感動はある。

毎回ある訳じゃないし、いつあるか分からないけれど、劇場の客席にいたからこそ知れた感動がある。思い出すだけでしあわせで、この先もずっと大切にしたいものがたくさんある。

私はそんな体験をするために劇場に行く。

 

 

早く集まってくれ

A Motion千秋楽おめでとうございました。バーシャルタイムトラベルチームの皆さんもおつかれ様でした。巴里祭残すは東京公演ですね!

ところで宙組生早く集まってほしい。
お願いだから、早く宙組子全員集まってちょうだい。


ずっと朝夏さんの退団公演なんて始まらなければいいと思ってました。エースモーションも"プレサヨナラ"という冠が嫌で見たくないかも、と思ったこともあります。

そんなこともちらりと思いながら観に行ったエースモーションはもちろん楽しくて楽しくて楽しくて、でも思うんですよ。

この舞台にドイケメン真風さんがいない。
いちばんかっこいいすっしぃさんが見たい。
きゃのんちゃんの美声とかわいいがほしい。
りんきらさんはどこ??
大好きなアリサがいない。
ちゃらさおちゃんが足りない。
ららちゃんにかわいいと言いたい、まどかちゃんに悶絶したい。
ルイマキのパッション。
ずんちゃんのズンズンズンドコとかあっても良かったんじゃないですか!?!?!?
ってね!!!!!!

あとまっぷーさんとりずちゃんは早くよくなって( ;  ; )待ってるからね!!!!

そういう感じに楽しいけど楽しいけど楽しいけど、舞台上にいない宙組子にも会いたくなります。
バウ公演レポや巴里祭レポを見ると宙組子愛おしさが爆発する。
サヨナラはさみしいけどさみしいけどさみしいけれど、組のメンバーが分かれる舞台もさみしくて会いたくなる。
じゃあもうサヨナラをさみしいなんて言ってられねえ!

もうね、全員集まってほしい。
全員揃った宙組が見たいよ。

神々の土地から集まってくれるの103期の皆さんに会えるのも楽しみです。はー、人生が楽しい。

宝塚歌劇の何が好きって

あのまなざしが好き。

男役さんが娘役さんに向けるまなざしが好き。

娘役さんが男役さんを見つめるまなざしが好き。

相手役さんを信じるまなざしが好き。

トップさんが組子にかけるまなざしが好き。

組子がトップさんに向けるまなざしが好き。

初舞台生を迎えるまなざしが好き。

退団者に向けるあたたかなまなざしが好き。

下級生を応援するまなざし、上級生を追いかけるまなざしが、同期を信頼するまなざしが好き。

客席に向けてくださるしあわせなまなざしが好き。


私の知らない人と人が見つめあう何もない空間に年月、信頼、愛、慈しみ、あたたかさを感じています。
宝塚歌劇のどこが好きなのだろうとよく考えますが、私はきっとあのまなざしが好き。
あのまなざしだけは他にないと思う。
大劇場で見られる美しいまなざしが好き。
そのまなざしがこちらに向けられていなくていい。
この世に存在して、それを客席から眺めていられるだけでいい。
何もかも忘れられるあたたかなまなざしが好き。